日本の青
ついに、藍染師の佐々木龍大さんが三分の二も出演する藍染に魅せられた職人たちの姿を記録したドキュメンタリー映画「青い記憶」が完成したようですね。
映画館での一般上映はまだのようですが、大慈寺町の現ギャラリー&工房を取り壊す前に、9月頃なのかな上映会を行うようですので、日程が決まり次第“原藍染ジャケット&スーツ”をお作り頂いている方々にはお知らせいたします。
*移転先は鉈屋町の鍛冶屋跡地に決まったようですが、藍という微生物を相手にしているものですから移転後すぐには元のように染められないので、今年中にカタチにされたい方は7月中にはオーダーを入れて頂ければと思います。
自然発酵~微生物を育てる~本物の藍建て~原藍染
「佐々木龍大」
〜憧れの原藍染ジャケットを太節織で〜
【Sartoria Iwate】 アンコン仕立て OP・ライト仕様(大見返し)
「Moderato」46 シングルブレスト2釦 ノッチドラペル ドロップショルダー 胸Pバルカ 腰P両玉縁フラップレス 極限コバステッチ 袖口本切羽2釦 黒蝶貝釦 鳥足掛け ノンベント
原藍染「佐々木龍大」 Morioka “備後節織” 太節中厚地(藍色)300g/mオーダー標準価格¥143,000(本体130,000)
よくお誘いを受けるヴィンテージワインのプチ呑み会で、「盛岡の大慈寺町にめちゃくちゃ拘りを持った藍染師がやっている藍染工房があって、そこで染めた備後節織の生地でジャケットを作れるんですよ」と、以前からお話しはさせていただいていました。
一昨年の“北のクラフトフェア”の第1回目にお知り合いが出店されているとかで、ご家族でドヤドヤと来盛して、その足で大慈寺町の工房までこれまたドヤドヤとお邪魔したそうです。
ミュージシャンでもある藍染師の佐々木龍大さんは、その日はちょうどバンドのメンバーと練習中だったようですが、手を休めてもらい懇切丁寧に“原藍染”のことを説明してくれたと仰っていました。
それ以来“原藍染ジャケット”は憧れのモノとなりハレて去年の12月にオーダーくださいまして、注文を受けてから生成りの生地を取り寄せ、真摯に藍と向き合い丁寧に微生物と対話をしながら、染める洗う干すの作業を繰り返すこと数十回、気の遠くなるような作業工程を経て、唯一無二の“色鮮やかなジャパンブルー”のジャケット地が染め上がりました。
そんな今回のご依頼人は、お父さまの形見で30年以上前に仕立てられた岩手のホームスパンのスリーピースをお直しして今でも大事に着ていらっしゃいます60代前半、洋野のSさんです。
“奥さまへのサプライズプレゼント” 〜蟻川工房にて〜
「日本の手仕事くらしの良品展」で試着したホームスパンのコート
とっても気に入った様子
奥さまには秘密裏にオーダーを入れてきました
そして何と!告白は蟻川工房にて
サプライズな瞬間でした
一瞬“高村光太郎”が蘇ったかと思いました σ^_^;
〜f.collective〜