涼しい
今日の昼過ぎまでは蒸し暑かったのですが、夕方からなんか急に冷んやりしてきて、毎日毎日夜でもエアコンは稼働させていましたが、窓を開けてみた瞬間にスイッチを切りました。
嗚呼、なんて気持ちがいいんだろう。
盛岡の秋祭りも始まり、十五夜お月さんも来るし秋のお彼岸も来るし、短い秋を感じたい今日この頃です。
いわてのホームスパン
“東京ステーション”
「もりおかヘリテージ」
~素朴なラグジュアリー~
【IHATOVジャケット】
蟻川工房
「蟻川工房」 Japan 「もりおかヘリテージ」 “東京ステーション” 赤煉瓦ブラウン 杉綾×矢車グレイ ウィンドウペン 蟻川ブレンド(チェビオット×クロスブレッド×シロプシャー) 280g/m 4m(99,000/m)
【IHATOVジャケット】「Sartoria Iwate」 仕立て「Moderato」44 シングルブレスト3釦 ノッチドラペル ドロップショルダー 胸Pパッチ 腰Pパッチフラップ 7mmピックステッチ 袖口本切羽1釦 水牛釦 鳥足掛け サイドベンツオーダー標準価格¥88,000(本体80,000) 「てつじ」ブラウン
〜100年先まで遺せるホームスパンの服地〜をテーマに、蟻川工房さんと共同開発を始めて3年余り、市民に愛される盛岡らしい遺産的な場所や建物や風景などをモチーフに、ホームスパンの服地として表現し遺しておきたいという想いで考案したのが「もりおかヘリテージ」シリーズです。その第1号が完成しました。その名も“東京ステーション”今や世界的にも注目され盛岡の観光スポットの中でも一番人気の「岩手銀行赤レンガ館」(旧盛岡銀行本店)をモチーフにしました。なぜ“東京ステーション”かと言うと、昨年NYタイムズで紹介されてから日本のメディアでも各社取り上げていましたから既にご存知かもしれませんが、東京駅と設計者が同じで同時期に着工した建物なのです。日本近代建築界の巨匠といわれる辰野金吾と、その弟子で“盛岡出身の葛西萬司”という建築家が手掛けられました。その葛西萬司は、後に向かいの盛岡信用金庫本店(旧盛岡貯蓄銀行)も設計しています。「もりおかヘリテージ」シリーズ、今のところ十数種類の具体案がありまして、地元のお客さまで35年超のお付き合いのあるワタシがご提案するモノ全てを受け入れてくださる方に、服地のイメージを伝えて「どれがいがえんか?」とお選び頂いたのが“東京ステーション”でした。十数種類の色をMIXして作り出した“赤煉瓦ブラウン”、しかも言われないと気づかないくらいの杉綾織り、見事なまでに上質な煉瓦色を表現出来ましたが、お隣の赤レンガ館よりウチのサロンが入居しているマンションの煉瓦に近い感じです。(煉瓦自体に上質感があります)
そして、“赤煉瓦ブラウン”にコーディネートしやすいようにとイメージしたのが、榛の木(ハンノキ)の染料で作った“矢車グレイ”をウィンドウペンに用いて、ライトからダークまでグレイ系のトラウザーズとの相性を考慮しました。
服地のサンプルをシリーズ化して皆さまにお披露目出来るよう準備中ですが、非常にスロウなペースで漸進していますので、沸々とご興味が湧いてきてサンプルをご覧になりたい方はご連絡頂ければと思います。
そんな今回のご依頼人は、「永ちゃんの武道館のSS席GETしたぜ!」今年の年末は“東京ステーション”を着て東京駅に降り立ちツーショットするんだそうです、50代半ば“◯◯御三家”のお一人、久慈のIさんです。
〜つかう・つたえる HOME SPUN〜
岩手が紡いだ100年の布
岩手日報社より絶賛発売中!
“裏から見る赤レンガ館 雪が恋しいねぇ” 〜サロンの窓から〜
〜f.collective〜