また台風…
今年の8月は台風三昧で猛暑の去年とは打って変わって、線状降水帯が襲って来る時間帯を避けるためにスマホの天気予報とにらめっこする毎日です。
そんな中でも秋は確実に訪れて来ていますね。
それにしても世界で活躍が期待されるRくんのスーツ、とりあえずお直しなしでお渡し出来たのでホッとしました。
いわてのホームスパン
de
念願のスリーピースを作った
~素朴なラグジュアリー~
【IHATOVジャケット】
岩手ホームスパン工房
〜ヴィンテージ〜
【IHATOVジャケット】「Sartoria Iwate」 仕立て 〜スリーピース〜「Moderato」42 シングルブレスト3釦 ノッチドラペル ドロップショルダー 胸Pバルカ 腰P両玉縁フラップ+チェンジ 極限コバステッチ 袖口本切羽4釦 重ね 水牛釦 鳥足掛け サイドベンツ OP・裏地「dada」ボタニカル ブラウン
ヴェスト「the best」A3 シングルブレスト6釦 腰P両玉縁フラップ OP・襟付き
1タック トラウザーズ 「stylish ゼロイチ」75(74) 裾幅18.6cm
「岩手ホームスパン工房」Japan “独自の撚り 薄地 平織” 海老茶 215g/m 7mオーダー標準価格¥583,000)本体530,000)「てつじ」ブラウン
今年の正月気分も抜けてきた辺りに一通のメールが届きました。
(うっわあぁ〜!なんたって諦め切れねんだなぁ〜Kさん!)
「藤原さん!もう廃めたと言っても何処かには在庫が有ると思うんですけどね」
「岩手ホームスパン工房さんはスーツを想定した独特の作り方をしているようなのでビジネス用に一着欲しいところです」
ということで、ダメもとで工房に電話をするも「お掛けになった番号は現在使われておりません」のアナウンスが流れるだけ…。
更にダメもとで、地元では一手に服地を取り扱っていたと伺うテーラード・エムさんにも掛けてみたところ、何と以前はコールが鳴るだけだったのが留守電に替わるではありませんか!
斯々然々でホームスパンの服地のことでお尋ねしたい旨のメッセージを入れたところ、程なくして電話を頂きましてその後スムーズに岩手ホームスパン工房さんに繋いでくださいました。
そしてKさんには、実際に工房へ伺い実物の服地を拝見することが出来ることをお伝えしたところ、「ちょうど今週末は予定がないので盛岡へ行きます」ということになり、ハレて今まで謎に包まれていた「岩手ホームスパン工房」の実態が明らかになることになりました。
そしてのそして、ワタシも初めて訪れてみてビックリ仰天!築60年は経っている工房と染め場のヴィンテージ感も然ることながら、ワタシも今までに見たことのない30年〜50年超前に織られたホームスパンの服地がストック棚におよそ“200着”あるんです!
以前に、テーラード・エムさんで機織りの実演をしているところを拝見したことはありましたが、その時には無かった“欲しい”と想わせるような色柄のモノもあり、更に、これが噂のスーツとして着られるトラウザーズにも適した“独創的な撚り”で紡いだ服地なのかと、興味深く触れたことを憶えています。
ワクワク感たっぷりに来盛したKさん、念願の“いわてのホームスパンでスーツを”の想いを強く抱き、ご希望の色はビジネスで使いやすいネイビーかグレイを想定していましたが、200着の内スーチングにできる要尺がありしかも薄地の服地というと今回の“海老茶の平織り”だけだったのです。
一者択一コレしかない!工房のご主人が丹精込めて淹れてくれた美味しい珈琲をいただきながら凄くしばらく考えていましたが、「よし!これでいきましょう!」と決断され、ビジネスでの着用頻度は少なくてもスリーピースとしてお洒落に着こなすことを選択されました。
実際に、翌月にお引き取りにいらした際に“盛岡ディナー”をご一緒し愉しんだのですが、盛岡の夜はまだ肌寒くネイビーのニットとジーンズに合わせてジャケットだけ着用されましたが、いい感じに盛岡の夜に溶け込んでいました。
「岩手ホームスパン工房」
“欲しい”と想った服地で新型ダブルブレストのデザインを用いてf.modelのカジュアルジャケットを現在進行中。
これから「岩手ホームスパン工房」の魅力をぺっこずづご紹介してゆきたいと思います。
工房の方もブランドネームとフライヤーを刷新してヤル気出してらよ!
気になる!待ってられない!
という方はご連絡ください。
速攻でご案内いたします。
「なんたって呑みてってさ」 〜ポンコツ酒場にて〜
“とおの どぶろく 権化”
〜f.collective〜