冬が来た
一昨日から急激に来ました!盛岡の冬。
寒いことは良いことですねえ〜
スーツやジャケットの上に一枚アウターを着ないと様にならない季節になりました。
北国あるあるでコートを着ない習性がある岩手人ですが…。
冬は冬らしい恰好をしましょうよ!
ねえ皆さん!
いわてのホームスパン
de
楽しむ盛岡の旅
~素朴なラグジュアリー~
【IHATOVジャケット】
日本ホームスパン
【IHATOVジャケット】「Sartoria Iwate」 仕立て「Moderato」46 シングルブレスト2釦 ノッチドラペル ドロップショルダー 胸Pバルカ 腰P両玉縁フラップ 極限コバステッチ 袖口本切羽2釦 茶蝶貝 鳥足掛け ベントレス OP・裏地 ヘラルボニー「かぶと」安斎隆史
「日本ホームスパン」Japan “CHツィード” 山吹色 Wool50%×Silk50% 3mオーダー標準価格¥181,500(本体165,000)「てつじ」オフホワイト
あれは10月の初旬、今年も大人気だった「北のクラフトフェア」の中日でした。
「今、盛岡に来てるんですけど、いわてのホームスパンのことでお邪魔したいのですがよろしいですか?」とお電話をいただき、盛岡でホームスパンの服地を調達する方法をご説明させていただいて、「盛岡に行ったら手に入ると思って来たのでまずはそちらに伺います」ということで、サロンにお越しくださいました。
ワタシはてっきり“北クラ”もお目当てで来盛されたのかと思っていたのですが、そちらの事は全く知らずに、新幹線を降りて随分と人が多いなと思ったようですね。
今回は連休を利用して、“いわてのホームスパン”でジャケットを作る事を目的に計画した“盛岡の旅”だったようです。
まずは、服地を調達するにしても紡績糸を機械で織る日本ホームスパンのモノと、昔ながらの手紡ぎ手織りの蟻川工房のモノとあって、生地の風合いの違いからお値段の違いまでご説明し、サロンのモデル服を見て触れていただいて見当をつけてもらい、その上で日本ホームスパンの盛岡店で生地を選んでいただくことになりました。
その日の夕方に、候補に挙げた生地をご自身の肩に掛けた写真を送っていただき、「イメージしてきたのと全く違うモノを選んだのですが似合いますかね?」というご連絡がありまして、ワタシは写真を見た瞬間の感想をそのまま「似合ってます!着こなせると思いますよ!」とお答えしました。
そして、「一晩ゆっくり考えて決めたいと思います」というお返事がきまして、かなり個性的な生地ですから悩みに悩んだと思いますが、翌日の午前中に盛岡店から服地を調達されてまた再度サロンにご来訪いただきました。
来盛する前にこのブログを探索してくださっていたようで、生地を決める前までは「IHATOVジャケットの“壱型”で作りたいです」とのご希望でしたが、こちらの“CHツィード”ではベローズポケットは似合わないので、デザインパターンは“モデラート”をお薦めしてディテールは極シンプルにしモードな雰囲気でも着こなせるカタチに落ち着きました。
そしてのそして、この生地を見た瞬間に“絶対にマリアージュする”と閃きまして、その写真をお見せしたところ速攻で乗ってくださいまして、またまた川徳のショップから裏地を調達してきたのでした。
盛岡に来ないと絶対に手に入らない“日本ホームスパン×ヘラルボニー”の組み合わせ、“唯一無二のペアリング”です。
そんな今回のご依頼人は、「想像以上のホームスパンのジャケットに大満足です」「明るめの色合いなので春先に着たいと思います」と、今から東京の春が待ち遠しい30代半ば、東京からお越しのFさんです。
〜異彩を放て〜
“街なかも雪景色” 〜サロンの上から〜
〜f.collective〜