2022‐2023 秋冬の新着!お誂え向け
~SPIRITS Collection~
THE HANKY‐PANKY
<ザ・ハンキー・パンキー>
Wool 100% 450g/m
スリーピースで使用されていた約100年前の服地を復刻させました。
実物の生地は昭和初期では当たり前に出来ていた杢使いの糸を用いており、手間を惜しまず紡いでいた証拠になります。
紡毛糸に梳毛糸を巻き付けるコンパクトヤーン製法で、経糸緯糸にそれぞれ違う6色の糸色を組み合わせることで当時の杢糸遣いを表現しました。
触りは何とも言えないドライタッチでウールが持つ本来の力強さを感じられます。
現在の服地ではほとんど見かけない平織の450g/mでナチュラルストレッチ性もあります。
生地の名前にもなったカクテルは1920年に生まれました。
後に世界大恐慌になり、不安定な世界情勢は今と似ている状況下かもしれません。
激動の1930年代、当時流行ったジャズナンバー「On the Sunny Side Of The Street」を口ずさみながら人々がこのスパイシーなカクテルを飲んで暗い夜を乗り越えたように、コロナの蔓延や戦争が続く現在、粋でハンキー・パンキーなスタイルで“明るい表通り”を歩いてみませんか。
「Loro Piana」<WINTER TASMANIAN>Super150’s 340g/m
ロロ・ピアーナ社の代表的な素材でもある“タスマニアン”を経二重織りで織り上げることで、イタリアメーカーのクリアカットでは珍しい340g/mのウェイトになっています。経二重織りとは経糸(ワープ)を2種類、緯糸(ウェフト)を1種類にし、経糸が上下に二重になるように織ったものをいい、ダブルサテンはこの織り方になります。希少性の高いメリノウールを細い糸に紡績した上でふんだんに用いています。生地重量の33%までの水分を吸収することができるほどの吸湿性の高い服地になり、ウールが持つ自然な発散作用がより効果を感じていただきやすくなります。自然の恵みの豊かさをいろいろなアイテムで是非感じていただきたい逸品です。
「DORMEUIL」<15.7>Super160's 220/240g/m
ドーメル社の高級服地ラインの一つでもある<15.7>の名前は原毛の細さが由来となっていて、15.7マイクロンはウールマイクロン表記の中でもカシミアと同等、匹敵するぐらいの細い糸になります。ただ糸が細くなればなるほど絡みやすくなるので、紡績技術・製織技術・フィニッシング技術の調和から生まれる技術の結晶ともいえる商材になります。ニュージーランド産のメリノ種を使用し、経緯双糸で織られ、打ち込み本数が同社の“アマデウス”に比べて緯糸は1.5倍も打ち込まれておりそれだけ糸が細く贅沢に使われています。最初に見た第一印象だけでは感じ取れない洗練された織りやフィニッシングの卓越さは着ていただいて初めて感じ取れる服地です。
“それぞれの夕暮れ時” ~サロンの窓から~
~it's for men~