いわてのホームスパン
1年延期になり3年振りの開催となった銀座での「蟻川工房ホームスパン展」
このコロナ禍の中でもわざわざお越しくださってしかも2着目、3着目とホームスパンの服地を注文されて行かれました。
都会の方々は素晴らしすぎます。
本当に有り難いことです。
~素朴なラグジュアリー~
【IHATOVジャケット】
蟻川工房





「蟻川工房」 Japan “単双平織” ブリック×オリーブグリーン ブリティッシュウール 268g/m 4.1m(88,000/m)
「Sartoria Iwate」仕立て 【IHATOVジャケット】 「オーソドックス Ⅱ」AB3 シングルブレスト3釦 ノッチドラペル ナチュラルショルダー 胸Pバルカ 腰Pパッチフラップ 極限コバステッチ 袖口本切羽3釦 本水牛釦 鳥足掛け センターベントオーダー標準価格¥88,000(本体80,000) 「てつじ」ブラウン
「best the ヴェスト」BE3 シングルブレスト5釦 釦 鳥足掛け
オーダー標準価格¥25,300(本体23,000)
蟻川工房の伊藤さん、1月の銀座でのホームスパン展に向けて着分の服地の制作に取り掛かり、今まで表現したことのない色味の“単双平織”を織り上げたそうなんです。
写真では正確な色味が伝わらないのが残念ですが、レンガ色とオリーブグリーンがミックスされた何とも言えない雰囲気の良い色合い。
仕立ての方お願いしますと伊藤さんが持参した服地を見るなり、こうゆう色味も表現できるのかと感心したのを覚えています。
本来は、銀座でのホームスパン展用に織り上げた服地でしたが、パッと頭に浮かんだんだそうです。
この赤みの強いブラウンが似合いそうなお人。
地元のお客さまでは希少な“2着”のホームスパンを誂えていた方で、同じ“やま町”のご近所さんでお家は目と鼻の先、お声を掛けてみたところ「おっ!いいよー つぐってみるっか」と“3着目”の快いお返事をいただいたようでした。
そして、ジャケットの仕立てをオーダー頂いたのですが、体型的に帽子を作れるくらいの残布が出るのを見込んで頭廻りを採寸し、デザインもテンガロンに決めて仕立て上がりを待ったのですが、なんと思いのほか残布がありましてIwateの仕立て工場に問い合わせたところ、ヴェストならギリギリ取れますよということになりまして、“ジャケット&ヴェスト”の組み合わせになりました。
そんな今回のご依頼人は、年齢のわりに前後左右のバランスが良く捻じれも生じていない体型を保ち、畑仕事からカルチャースクール通いまで精力的に趣味をこなす80代半ば、盛岡のCさんです。

“もっと遊んでいたいよ” ~サロンの窓から~

“豆と喫茶 waltz” ~サロンの珈琲~

~it's for men~