出会い
3月、昨年度までは別れの季節でしたが、4月、新年度からは出会いの季節です。
一人でやっているワタシでも何となくワクワクする季節ですね。
今年度もワクワクドキドキしながら、まだ見ぬ新規のお客さまのお越しを心よりお待ちしております。
「SMITH WOOLLENS」England
1921年、ハーバード・スミスとクロード・グラハムによってロンドンのゴールデンスクエア(服地卸商が集まっていたことで有名な広場)で創設されたロンドンマーチャントの雄。
1930年代からは輸出にも力を入れ、クラシックでありながらソフトな質感の独特なテイストが世界的に支持されてきました。凛として知的な表情を持つ服地の数々は、今日もエグゼクティブたちを魅了し続けています。
「ORIGINAL SOLARO」 355g/m 左下
「ソラーロ」(またはサンクロス)の名称で知られ、玉虫色の輝きを持つ美しいウール織物。実は、「スミスウールンズ」によって20世紀初頭に開発され、今も商標として保護されています。当時は亜熱帯の植民地において“太陽熱を和らげる効果がある”として着用を推奨されるなど、英国の服飾史にも足跡を残す特別なファブリックです。近年はファッション性の高さが注目されていますが、当時のウェイト、質感を再現したこの“オリジナルソラーロ”は現代におけるマスターピースと言えるでしょう。
早速、it's Model の「バルマカーンコート」用のソラーロを発注しました。英国から空輸で一週間後に仕立て工場へ。
SUIT 2P ¥155,000+税~ 3P ¥180,000+税~
VEST ¥35,000+税~
TROUSERS ¥50,000+税~
JACKET ¥113,000+税~
COAT ¥129,000+税~
「FINMERESCO」 4PLY 360/390g/m HIGH TWIST 300/310g/m
“トラベルスーチング”のマスターピースとして英国で名声を得てきた「スミスウールンズ」を代表するコレクションの一つ。長時間の移動や連続の着用が多いのがビジネスマンのトラベルシーン。そんな時にパフォーマンスを発揮する“シワになりにくく取れやすい”、また“型崩れしない”しっかりとしたボディはそれぞれのクオリティに合わせて撚られたツイストヤーンによって実現されています。
SUIT 2P ¥140,000+税~ 3P ¥165,000+税~
VEST ¥32,000+税~
TROUSERS ¥44,000+税~
JACKET ¥104,000+税~
「WILLIAM HALSTEAD」 ウィリアム ハルステッド
こちらは「CLASSIC」のバンチに入っている定番の“ソラーロ”です。「サンクロス」と呼んだほうがしっくりくるでしょうか。
「ウィリアムハルステッド」はマーチャントからの依頼で服地をつくる“ミル”(織元)になります。“ソラーロ”と色味も表情もほぼ一緒ですが、こちらのバンチにあるのは330g/mと目付が軽いタイプです。
比べてみると綾目が細かいですね。
スーチングでお考えの方にはこちらの方がよろしいかもしれません。
お値段も変わりませんので、昨今の高温多湿な日本の夏には幾らかでも軽やかな方が良いかもしれませんね。
それにしても、表が独特のカーキと裏が灼熱の太陽を想わせる赤のコンビネーションは、いつ見ても魂を揺さぶられます。
「LEAR BROWNE&DUNSFORD」 リアブラウン&ダンスフォード
1895年創業の英国最大の同族経営マーチャントである「リアブラウン&ダンスフォード」は、“サヴィルロウ”のほぼ全ての名門テーラーを顧客に持ち、しっかりとした打ち込みの伝統的英国服地の供給で高い評価を得てきました。
日本でも“洋服好き垂涎”の服地ブランドとして有名です。
そして、英国中の有名テーラーがこぞって愛用している「LBD」の豊富な“ライニング”(裏地)コレクションは、日本でも一部の有名テーラーやオーダーサロンで展開されています。ジャケット一着分¥5,000+税~
See you again