大寒波
本州一寒いと言われるここ盛岡でも一週間連続の真冬日というのは近年ではなかったのではないでしょうか!
しかも最低気温がマイナス10℃近くが毎日続くと本当に寒さが身に凍みます。
ワタシも気を付けますが、皆さんも風邪やインフルエンザにはくれぐれもお気を付けください。
さあ、そんな寒さの中でも明日は記念すべき誕生会ですね。
初めての共同作業っていうやつらしいです。
その雰囲気だけでも暖かいんだろうなぁ。
憧れのいわてのホームスパン ~蟻川工房~

垂れ綿 極薄
胸P バルカ
腰P 両玉縁 フラップ
釦 鳥足掛け
7mm ピックステッチ
袖口本切羽 2釦
センターベント
「蟻川工房」
~蟻川紡ぎ~
ベージュ×ブラウン
チェビオットウール
杉綾織り 5m
~いわてのホームスパンの服地は持ち込みOKとさせて頂きますが、仕立て代は標準価格の1割増しになりますのでご了承ください~
ちょうど去年の今頃でしたね。
「いわてのホームスパン」の中でも伝統工法をしっかりと継承し~手紡ぎ~手織り~に拘り続ける「蟻川工房」さんの服地を東京銀座にある「ギャラリーおかりや」さんで催された「蟻川工房のホームスパン展」に下見を含めて二度も出向いて購入されたのは。
一昨年の暮れに、「
NHKの美の壺を観てからいわてのホームスパンに憧れを抱くようになりいつか手に入れようと悶々と願っておりましたが、年齢も年齢になったものですからついに決心しまして岩手に伺おうと思っておりますがどのようにしたらよろしいですか?」
とこのような問い合わせを頂きましてお話を伺っていますと、どうやら昔ながらの伝統的なホームスパンが欲しいということでしたので、それならば“蟻川工房”がよろしいでしょうとお応えをして、「ただ、今新たに服地を注文すると2年お待ち頂くことになりますよ」とお伝えしたところ、「そ、そうなんですか!...実はあと2年で七十になるものですから...そんなに待っていられないかも...」と意気消沈にその日は終わったのですが、確か翌週でしたかワタシの所に蟻川工房さんからホームスパン展の案内状が届きまして早速ご連絡したところ、「銀座でしたら遠くないので先ずはどんなものなのか行って見てきます」ということで一日目に行ったときに“一目惚れ”したのがこちらの服地です。何しろお値段がお値段で1m8万円するものですから衝動買いとはいかなかったようで、その日は戻って冷静な気持ちになり二日目に決着を付けにしかもプラスで奥さまにはショールをプレゼントされたようです。意を決してから何かに導かれるようにとんとん拍子に事が運んでゆきましたね。
今回ご依頼頂いたのは、そんなこんなで憧れのいわてのホームスパンを手中に収めた60代後半、千葉は市川のKさんです。
そして、着用するのに丁度いい季節になりまして奥さまとの温泉旅行も兼ねて~IHATOVジャケットオーダー&蟻川工房見学&つなぎ温泉雪見風呂~イーハトーヴの旅にお越しくださいました。
3年前のKさんのように東京から逆輸入の流れになりましたが、何度も足を運んで頂いてもわざわざ新幹線でお越しくださっても、直にその土地の空気感や風土を感じながら直に“ものづくりの現場”に触れてみることが「買って良かった」と思って頂けるのではないでしょうか。
都市としての雰囲気もありながら街なかに大自然がいっぱい詰まっている盛岡は観光として訪れても満足感を得られると思います。
まあ、Kさんご夫妻は二日目の“鳴子温泉”もとっても楽しみにしていらっしゃいましたけど。
ということで、ウチのサロンではジャケットのオーダーをして頂いたのですが、丁度タイミングよく帽子のオーダーメイドを始めたところでしたので奥さまのも含めてこちらの3タイプの帽子をご依頼いただきました。
この寒波で日本全国寒さで凍えていますが...
Kさんご夫妻、今頃は“HAWAII”でのんびりしてるんでしょうねぇ~
「蟻川工房」 ~伝統の継承~ ここでしか生まれない“蟻川紡ぎ”


“冬の晴れ間の日の入” ~サロンの窓から~

See you again