2017年 01月 07日
色いろな「いわてのホームスパン」 編
七日
人日とは、占いはじめということで、その年の運勢を占い、七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべ、仏の座、すずな、すずしろ等)七種の若菜をあつものに供して邪気を払うのが習わしである。この日門松、注連飾りをとる地域もある。
(今朝、セリが入ってたのは気づいたのですが…あれは一草粥だったんだろうか…)
~気になって、気になって、買ってきました~

【IHATOVジャケット】
「Sartoria iwate」
~アンコン仕立て~
「MKX クラシック」46
シングルブレスト 3釦
ノッチドラペル
ナチュラル ショルダー
肩パット~ナッシング
垂れ綿~極薄
胸増芯
胸P~ナッシング
腰P~ワイングラス
極限コバステッチ
袖口本切羽 2釦
釦~クロス掛け
ノンベント
・レザー釦
OP¥4,000+税
「日本ホームスパン」
~ニッポンツィード~
ウール66%
アクリル12%
レイヨン12%
ナイロン10% 4m
*いわてのホームスパンの服地は持ち込みOKとさせて頂きますが、仕立て代は標準価格の2割増しになりまので、ご了承くださいませ。

ちょうど去年の今頃に買われたんじゃないでしょうか。
ウチのサロンに初めていらしたのは確か去年の春分の日でしたね、日本ホームスパンさんの盛岡店で服地を買ってきたんだけどこちらで仕立てをお願い出来ますか、ということでいらっしゃいました。
その日はお話だけさせて頂きまして、ワタシはそのことはすっかり忘れていたのですが…10月の末頃に再訪されまして具体的にカタチにすることになりました。
見るからにレディスのコート向けの生地だと分かりますが、気になって気になって、どうしても欲しかったんだそうです。
この生地だと仕立て工場から何か言われそうだなぁと思いましたが、案の定、極度の縮みと極太の糸がもたらす弊害が生じるかもしれないと言われ…当初はアルスターコートのショート丈をイメージしたのですが、要尺が足りなくて今回のアンコンジャケットに落ち着きました。
東和プラムの関係者の方々にはご苦労をお掛けしましたが、大変素晴らしい仕立て上がりでしたので、ご本人も奥さまももの凄く喜んでいました。どっとハレ!
今回のご依頼人は、派手な服が妙にお似合いになる50代後半、盛岡のMIさんです。


「蟻川工房のホームスパン展」
都会の皆さんへお知らせします。
いわてのホームスパンの中でも、ツィードの本場スコットランドやアイルランドでも今やなくなってしまったと言われている、伝統的な服地づくり(手紡ぎ、手染め、手織り)を頑なに継承している盛岡の「蟻川工房」さんの展示販売会が、銀座のギャラリー「おかりや」さんで開催されます。
先月は、千葉の方からお問い合わせがありましたが、やはり、新たに生地見本から注文すると1年半から2年待ちだそうですので、色々様々な事情で「そんなに待ってられない」という方は、織り上がっている服地の中から選んでみたらよろしいかと思います。
一昨年の東京のIKさんのように、盛岡周辺の温泉でのんびりしながら旅行気分でいらしたらどうでしょう。


See you again
by itsformen | 2017-01-07 18:55 | いわてのホームスパン | Comments(0)