2016年 01月 13日
お見せします!「イーハトーヴの大地」 de ピーコート&バルマカーンコート 編
コートが面白い
暖冬とはいえ、晩秋から冬は勿論のこと、春先からはスプリングコートが活躍しますから、一年の内の半分、つまり半年、つまり6ヶ月は愉しめるのがコートというアイテムになるわけです。
デザインパターンも増えてくると色々様々な生地で遊んでみたくなり創りたくなるものです。
案外、ジャケットよりもバリエーションが豊富ですから、特に晩秋から冬の季節は一番外に着るものなので、一番人目に付きやすくお洒落度をアピールするには打って付けのアイテムです。
無難にコーディネート出来るものは一着あれば十分です。
もっとコートでお洒落を愉しんでも良いと思いますよ~!
「イーハトーヴの大地」
「大人のピーコート」 ~SHINPEI Model~

【IHATOVジャケ
ット】
~ピーコート~
【Sartoria iwate】
仕立て
「大人のピーコート」
46
ダブルブレスト 6釦
(左右打ち合わせ
~立衿両釦)
ナチュラルショルダー
ハンドウォーマー 標準
・フラップP
OP¥2,000+税
8mm ピックステッチ
総ステッチ 標準
筒袖&タブ付き 標準
ノンベント
ミドル丈(-17.5cm)
・裏地(チェス柄)
OP¥5,000+税
「日本ホームスパン」
~ニッポンツィード~
メリノウール×
シェットランドウール
(手紡糸含む)
~大地の黒~
オーダー標準価格
¥195,000+税 3.5m

そもそも「イーハトーヴの大地」を創るキッカケになったのは、一昨年に創った~大人のピーコート~をいの一番にオーダーしようとしていたのですが・・インプラントに負けてしまい断念してしまった〇〇御三家のお一人で40代半ば、岩泉のHIさんのために何とかしなければ、というのが始まりでした。(あ歯歯笑)
実際のところ生地見本には、昔のコートのようなボリューム感のある生地がなかったので、いっそ創ってやろうと想いまして“オリジナル”に挑戦することになったのです。
本当は~SHINPEI Model~もこのぐらいの“力強さ”をイメージしていたので、仕立て上がってきた時には思わず「Very good!」と叫んでしまいました。
毎年の台湾旅行を楽しみにしているHIさん、今年の年末は後藤新平に因んでこのピーコートを着て愉しんできてくださいな。(ぁあ 台湾って暖かいのか・・笑汗)






「バルマカーンコート」 ~佇むKENJI Model~

【IHATOVジャケ
ット】
~バルマカーン~
~it's Model~ 2nd
【Sartoria iwate】
仕立て
「stylish バル」 48
シングルブレスト 4釦
・フライフロント
(比翼)
OP¥2,000+税
バル(ステン)カラー
ナチュラルショルダー
肩パット~ナッシング
垂れ綿~極薄
腰P~箱型スラント
8mm ピックステッチ
・袖口 ターンナップ
OP¥6,000+税
センターベント
膝下丈(+2.5cm)
「日本ホームスパン」
~ニッポンツィード~
メリノウール×
シェットランドウール
(手紡糸含む)
~大地の黒~
オーダー標準価格
¥200,000+税 4m

今回の服地をイメージするにあたってパッと浮かんできたのが、岩手の大地に佇む宮沢賢治の姿でした。
だからタイトルが「イーハトーヴの大地」です。
岩手の大地の茶がかった“黒土の色”をベースに、“山葡萄の赤”(今はワイナリーが増えたのでワインレッドでも)をメインに草木や水をイメージさせる色を織り混ぜています。
実際には賢治は比翼のチェスターフィールドを着ていますが、ワタシが大地をイメージしたのは“バルマカーン”だったんです。
そして今回は、昔ながらのコートらしいボリューム感を出すためにこの~大地の黒~は仕上げの縮絨を強くしています。
もう一つの~大地の紺~はジャケット&ヴェスト向けに考えて縮絨を弱くしたので、生地幅で5cmの差が出ました。
理想の肉厚な服地に仕上がったものの、イメージしたフライフロントでは生地が二重になるので、大地の黒は打ち抜きの方がよかったかもしれません。




~大地の黒~はコートであと2着分の在庫があります。
オヤブロをご覧になって触指が動いた方はどうぞいらしてください。
~ご予約、ご相談はこちらまで~
See you again
by itsformen | 2016-01-13 23:55 | いわてのホームスパン | Comments(0)