2014年 11月 11日
~ TRAD ~ な ジャケット&トラウザーズ 【TUWAMONO】 編
TRAD
なんかですねぇ、ワタシ個人的には30数年前ブリティッシュトラディショナルに傾倒してた時期が
ありまして、その後洋服屋としてデザイナーズ~モード系を扱うようになり、「トラッド」という響きに
なんかもう古臭さを感じてしまって、だから類似しているけど最高級の意味合いのあるクラシックと
かクラシカルの言葉で表現していたのですが、ここにきて「山達」の奥さんがズドンと重みのある
スタイルで打ち出してきたものですから、もう素直に受け入れざるを得なくなってしまいました。
“俺はトラッドが好きだからね”
【TUWAMONO】 ジャ
ケット&トラウザーズ
【Sartoria iwate】
仕立て
「MKA クラシック」 52
シングルブレスト 3釦
ノッチドラペル
ナチュラル ショルダー
肩パット~ナッシング
垂れ綿~極薄
胸P~バルカ
腰P~チェンジ スラント
極限コバステッチ
袖口本切羽 4釦 重ね
サイドベンツ
ニッポン「葛利毛織」
枯茶×濃紺
ダイアゴナル
オーダー標準価格
¥90,000+税
「藤原さん、俺は昔と変
わってなくて、今でもト
ラッドが好きだからね」
現在のオーダーサロン
のスタイルになった二
年前に、あの「ポーター
クラブ」以来四半世紀
ぶりにお会いしたHIさん
が言った言葉でした。
確かにカジュアルスタイ
ルは「Ralph Lauren」
のものが多いですし、
この時季になると
「Barbour」のフィールド
ジャケットなんかも着用
してきます。
(ポータークラブといえ
ば、前編でライヴのご
案内したベーシストの
「桜井勝」さんが言って
ました。「今でもあのチ
ロリアンジャケット着て
ますよ」ってね!懐笑)
ということで今回の作品
のご依頼人は、常に
「TRAD」をベースに“自分スタイル”を創り上げています、今回はONでもOFFでも活躍してくれ
る~ジャケット&トラウザーズ~のコーディネートで極めました50代前半、北上のHIさんです。
パンチェリーナタイプ 86
ノンタック トラウザーズ
裾幅20.3cm
ニッポン「葛利毛織」
Gently Cloth
チョコレートブラウン
極上フランネル
オーダー標準価格
¥38,000+税
この“クズリ”のフラン
ネル、生地バンチから
の想像より遥か彼方遠
くまで「素晴らしい!」と
叫んでしまいそうなくらい
~色あい~風合い~触り心地~全てが素晴らしかったです。
HIさん、今回もひと通りインポートの生地バンチも捲ってみましたが、結局落ち着くところはいつも
の~DOMINX~「葛利毛織」でしたね。(葛利命笑)
~ TRAD ~
Mariya Takeuchi
~時代が変わっても流されずに残ってゆくもの~
完全にメンズ仕立てと思われるスリーピース。カッコええなあ、ヘタな男より様になっとるやん!
(ホンマにマジで誰か依頼してくれるレディ現れんかいなぁ・・メンズ仕立ての雰囲気もええでぇ)
そして日本の原風景とスコットランドの伝統タータン。なんか妙に合っとるやん、西国の島国から
東国の島国へ、ウィスキーが世界一になったのもそんなとこにあるんかもしれへんなぁ。
「ウィスキーがお好きでしょ」といえば、夕暮れ時に、パルクアベニュー菜園通りから開運橋を渡り
タワーマンションロードをE5系はやぶさを見上げながら颯爽と駆け抜けそして盛南大橋の直線を
ゆったりと優雅に走り去り盛岡の副都心へ。音楽と風景が妙にグッドマッチングしとります。
See you again
by itsformen | 2014-11-11 15:55 | オーダージャケット&パンツ&ヴェスト | Comments(0)