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平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編


 あづ!
 初夏を迎える前に真夏日のような日々が梅雨入りまで続きそうなここ盛岡です。
 いや~ 昨日も今日も暑かった!(明日もほうズラ)




 それではこの夏も 「岩手のスーツ」ください!っと、心の中で想っている人
 たちへご提案です。
 それは、初めに「プロトタイプ」ご自分の基本型~を創ってみませんか!?ということです。

 “オヤブロ”やホームページをご愛読頂いていて、“気になってしょうがない”と悶々としている
 ネット上では会っている気がしていても私には誰なのか分からないまだお会いしていない人と、
 it's for men のお得意さまの中でも「岩手のスーツ」は“未体験の人”が対象です。

 岩手のスーツ」=【Sartoria PLUMといっても皆さんピンとこないかもしれませんが、業界では
 “知る人ぞ知る”存在のイワテスーツ工房にて仕立てた“上質なスーツ”の代名詞になって
 います。
 元々、クラシコイタリアの開祖「ドメニコ・カラチェニ」派の注文服の技法を既製服に置き換えた縫製
 工場ですから、オーダーメイドの中でも“完成度の高い”デザインパターンからCADを使って寸法
 を調整し適度の体型補正も施す“パターンオーダー”に属しますので、全て手仕事にて仕立て
 上げる「フルオーダー」(相場30万円~)の工程にある仮縫いはありません。
 
 何度か、イージーオーダーの工場での仮縫いを試してみましたが、フルオーダーのような痒い所
 に手がとどくほどの融通もなく、お値段もそれなりに高くなりますしサイズの微調整であれば仕立
 て上がってからの“お直し”(リフォーム)の方が費用対効果がありました。
 そうゆう訳で、仮縫いはフルオーダーでないとただのパフォーマンスで終わってしまう(既製服によ
 くある躾け糸をワザと残したり袖口をアンフィニッシュにするのもその類い)ことに気付いたので、
 ウチのお客さんたちには薦めていませんでしたが、スーツスタイルの“大きな流れ”(トレンド)が
 より“タイトフィット”になるにつれて「岩手のスーツ」を体験したい人には必要かなと思いまして初
 めに「プロトタイプ」を創って貰うことを考えてみました。

 細すぎる人は比較的営業時間内に終わらせることが出来ますが、恰幅の良すぎる人とか人並み
 外れたバランスをお持ちの人とかのオーダーシート(指示書)作成は、オヤブロの編集よりも難儀
 することがありますから、初めに「プロトタイプ」を創って頂くことは、ご依頼するお客さんにとっても
 それをお受けする私にとっても~良い流れ~に成ると思います。

 昔からフルオーダーの世界でも「理想の服は3着目から」と言われていますから、今回のご提
 案は、最初から“2着オーダー”して頂くことになりますが、1着目を「プロトタイプ」としてサイジン
 グは“大人のゆとり”で仕上げます。そして、2着目にはその基本型を基にフィット感を調整して
 寸法に反映させますので、2着目はかなり“いい線”の出来になること間違いないと思います。

 1着目は、熱~い熱~いご要望にお応えしまして“ほぼ全種類の生地”を対象とさせて頂くこと
 にしました。お値段は、特別価格2ピースで60,000円+税~120,000円+税のところでお作り頂
 きます。(内訳はほぼ原価に近いです・・ 笑冷汗) そして、2着目は通常価格となります。
 尚、仕立て上がり後に2着目に向けて活かす“お直し”(上衣の胴回りや下衣のウエスト・丈の出
 し~詰め等の調整)を施した場合の料金は、お客さんのご負担にて宜しくお願いします。

 それから、春夏物と秋冬物と一着ずつご希望の方には、期間を置かずにその時の生地在庫の中
 から選んで頂きますのであらかじめご了承ください。

 「岩手のスーツ」とこれから“永くお付き合いしたい”と想っている人たち、~理想の3着目~
 向けて、ひとつ乗ってみませんか!?
 
 「岩手のスーツ」ください!っと、お電話でもメールでも結構です。こちらまでご連絡ください。






                “クラシカルスーツ”

平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編_c0177259_22515724.jpg
 Sartoria PLUM
 仕立て
 (岩手のスーツ一着目)

 「ザ・エレガンス」 46 
 シングルブレスト 3釦
 ノッチドラペル
 ストレート ショルダー
 胸P~バルカ 
 腰P~スラント+チェンジ
 極限コバステッチ
 袖口本切羽 4釦
 ノンベント
 
 ヴェスト「elegance」 44 
 6釦×5掛け 襟付き
 腰P~両玉縁
 襟付 OP¥2,000+税

 1タック トラウザーズ
 「オーソドックスⅠ」 A4
 ブレイシーズ仕様
 (サスペンダー専用)
 裾幅21.6cm

 ブラッドフォード
                                             「J.H.CLISSOLD」
                                             Super160’s
                                             チョコレートブラウン 
                                             初体験キャンペーン
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平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編_c0177259_22554814.jpg
 今回ご紹介するのは、
 ここ岩手ではまだ冬物
 のコートが手放せない2
 月の下旬に「あッ!?」
 っと驚くくらい見慣れた
 生地と見慣れたデザイ
 ンのクラシカルなキャメ
 ルヘアの「ポロコート」
 を身に纏い襟元には発
 色の綺麗なオレンジ色
 のカシミアマフラーを捲
 き、両手には英国製
 思われるペッカリーのイ
 エローグローブをはめて
 ちょっと照れくさそうに
 しながらやってきました
 平成生まれの20代半ば、北上のMSさんの作品です。

 何でも数年前から“クラシックスタイル”に拘り始めたそうで、ワタシがあッと驚いたコートは、ネ
 ット劇場で「ポロコート」と検索していて一番良さそうだなと嗅ぎ出した日本のセレクトショップの開
 祖的存在の横浜の「信濃屋」さんでオーダーしたものでした。
 (ワタシが洋服屋になり立てのころ今のMSさんと同じお年頃のとき、横浜元町にあった関連のシ
  ョップで研修期間がありまして、合い間に憧れの信濃屋詣でに参ったのでしたが・・誰にも相手
  にされず・・何も買わずに退散してきた記憶がありますねぇ・・笑汗)

 そして、クラシカルなスーツは it's for men でということで予定通りの「岩手のスーツ」ください!
 キャンペーンでオーダー頂きました。
 MSさんの拘りは極力“英国製”の生地で誂えること。
 ブリティッシュな雰囲気が好いんだそうです。憧れなんだそうです。ワタシも気持ちは分かります。
 でも、MSさんまだお若いので妙な落ち着きが出ないようにそれでいて上品な大人の雰囲気を醸
 し出せるような「エレガンスの極み」をあてさせて頂きました。

 クラシカルな大ぶりのラペル、好い感じです。段返りのロールの立体感、素敵です。
 トラウザーズは勿論ブレイシーズ仕様にして、スリーピースのスタイルが一番エレガントに見える
 1タックを用いました。 




                              “クラシカルエレガンス”

平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編_c0177259_22563563.jpg
 Sartoria PLUM
 仕立て
 (岩手のスーツ二着目)
 
 「ザ・エレガンス」 46 
 シングルブレスト 3釦
 ノッチドラペル
 ストレート ショルダー
 胸P~バルカ 
 腰P~スラント+チェンジ
 極限コバステッチ
 袖口本切羽 4釦
 サイドベンツ
 
 ヴェスト「elegance」 44 
 6釦×5掛け
 腰P~両玉縁
 
 1タック トラウザーズ
 「オーソドックスⅠ」 A4
 ブレイシーズ仕様
 (サスペンダー専用)
 裾幅21.6cm

 ブラッドフォード
 「William Halstead」
 キッドモヘア60% 
 ウール40% 
 ブリティッシュグリーン 
 オーダー標準価格
 ¥175,000+税

平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編_c0177259_22573426.jpg平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編_c0177259_22575663.jpg
平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編_c0177259_22582872.jpg平成生まれもクラシックスタイルがお好き・・!? 「岩手のスーツ」ください! 編_c0177259_22585475.jpg

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 「岩手のスーツ」二着目
 をオーダーにいらした時
 は、「AUSTIN REED」
 のグレイスリーピースに
 何と!「BURBERRY」
 の1960年代のアン
 ティークなトレンチコー
 ト
を纏ってまるでビジネ
 ス旅行の途中のような
 雰囲気でオレンジ色の
 「GLOBE TROTTER」
 のトロリーケースを引い
 て、今度はちょっと誇ら
 しげにやって来ました。

 MSさん、兎にも角にも今は“英国の世界”に拘っていたいらしいですね。
 ドレスシャツはどこでしたっけ?3ヶ月以上待ちのビスポーク?「Turnbull & Asser」?
 次の大物のターゲットはもう絞り込んでいるみたいで、東京にあるテーラーにて「ビスポーク」 
 (フルオーダー)に挑戦するんだそうです。
 そして最終的には、MSさんは「ゴール」と呼んでいましたが本場の「Savile Row」に行って本物
 のビスポークを味わってきたいそうですね。「いつになるか分からないけど」と言ってましたが・・。

 (それにしてもウチの息子たちとはタイプの違うワタシにとっては頼もしい昭和末期と平成生まれ
  のお客さんたちが増えてくれることは非常に喜ばしいことですね。こらからもヨロシクでごいす)







                       THE SARTORIALIST

                         Opera, Paris

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                                                See you again

by itsformen | 2014-05-29 22:55 | オーダースーツ | Comments(0)

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