2013年 10月 19日
理想のニッポンスーツは、~イーハトーヴ~にあった! 【TUWAMONOスーツ】 編 その壱
王手!
よっしゃ~!
これで筋書き通り、初戦は流石のマーくんが無敗の完封勝利、今日は美しき馬が初完封勝利、
絶対的な面構えの巨人は早々とステージに上がりましたが、“顔”を洗って待ってろよ~おお~!
【TUWAMONOスーツ】の素、「葛利毛織」DOMINX
ワタシが扱ってから7年目になりますが、未だかつて“ハズレが無い”ですね。
本当に“仕立て映え”のする生地です。洋服屋として“やりがい”を感じる生地です。
先日もまたNHK「美の壺“背広”」編のアンコール放送で、社名は出ていませんが“ヴィンテージ
生地”として紹介されていましたね。
生地屋さんのデッドストックでも何でもなく、半世紀以上も前の「低速織機」を上手に使いこなして
今もなおヴィンテージな風合いの生地を生み出しています。
プロデュース藤原俊幸×服地「葛利毛織」×仕立て「東和プラム」=【TUWAMONOスーツ】
自分で言うのもなんですけど、メイド・イン・ジャパンのニッポンスーツにおいて、これに勝るもの
は無いんじゃないかと思うくらい素晴らしいスーツだと思いますね。(手前味噌笑)
“やっぱりツワモノのバーズアイがええなぁ”

ということで今回の“そ
の壱”は、3年振りにご
依頼を頂きまして紺屋
町の新生オーダーサロ
ンには初めてのご来訪
で、そして初めて奥さん
とご一緒にいらっしゃい
ました40代半ば、秋田
大潟村の“農業侍”
KSさんの作品です。
秋田には専門店が無い
ということで、“マクロビ
オティック”の料理を供
する「ウサギボタニカ」
さんに寄った際にスマ
ホで調べたところ、「藤
原さんのとこ目と鼻の
先にあるやん」というこ
とで、大ぶりなブリムの
素敵なハットを被った
素敵な奥さんといらっ
しゃいました。
「シルエットも綺麗です
わぁ」と3年前の秋冬物
のスーツを気に入って
頂いたみたいで、今回は
春夏物のスーツをということでインポートの生地やら一通り吟味しましたが、結局「葛利毛織」の秋
冬物と同じグレイッシュな紺色でKSさん大好物の“バーズアイ”を選びました。
これで“農閑期”の冬季と夏季に行われる講演会やパーティーなどのイベントはバッチリですね!


それにしてもKSさんご夫妻の“大阪弁”はなごみます。ホントに“とーほぐ人”には優しいんです。
あれなんですかねぇ、自然農法で育てたお米や野菜を食していると人間穏やかになるというか。
KSさん“大阪のバブル時代”も経験してますから農業を始める前の“BARのオーナー”の頃は、
ワタシがイメージする“ドヤ顔”で捲くし立てるような大阪弁でしゃべってたのかもしれませんね・・
“前よりちょっと痩せましたわ”

【Sartoria PLUM】
仕立て
「MKX クラシック」 48
シングルブレスト 3釦
ノッチドラペル
ナチュラル ショルダー
垂れ綿~極薄
胸P~バルカ
腰P~両玉縁スラント
極限コバステッチ
袖口本切羽 4釦 重ね
サイドベンツ
別注裏地¥2,000+税
「オーソドックスⅡ」 Y7
ノンタック トラウザーズ
ウエスト 81cm
股下 82cm
裾幅 20.1cm
ニッポン「葛利毛織」
グレイッシュな紺色
バーズアイ
ウール80%
ポリエステル20%
精紡交撚~ロングレングス
(芯にポリエステル外にウールを巻いて紡出した柔らかなタッチと強さを兼ね備えたハイテクウー
ル生地です。高温多湿な日本の気候風土に最適です) オーダー標準価格¥112,000+税


THE SARTORIALIST
Florence

こんな感じ~こんな雰囲気~優しい大阪弁~大潟村に花が咲く
See you again
by itsformen | 2013-10-19 22:55 | オーダースーツ | Comments(0)