「いわてのホームスパン」に魅せられて~東京からようこそ~三陸からようこそ~“所要時間はほぼ一緒” 編


秋~あき~aki
さすがに秋のお彼岸に入って、ようやくそれっぽくなってきましたここ盛岡です。
と言えば、今年もまたツィード素材のアイテムが注目されていますよね。
そしてツィードと言えば、120年の歴史がある日本の「いわてのホームスパン」はもっと注目されてもいいと思いますね。 
ということで今回は、地元の盛岡人よりも遠方からの“ファン”の人たちが憧れるIHATOVジャケットを、お作り頂いていましたお二方の作品をご紹介します。
お一人は東京から、お一人は三陸から、都内での移動時間を除けば“所要時間はほぼ一緒”の二時間半!本当にほんとうに、いつも遠いところお越しくださいましてありがとうございます。 





                “こんなツィードは見たことないですね”

c0177259_21454932.jpgIHATOVジャケ
ット


Sartoria PLUM
仕立て
 

「MKX クラシック」42
シングルブレスト
2釦 
ノッチドラペル
ナチュラル ショルダー
垂れ綿~極薄
胸P~バルカ
腰P~両玉フラップ
極限コバステッチ
袖口本切羽 4釦重ね  
センターベント
・別注裏地 アルパカ
(モヘア×コットン)
 OP +¥6,825
 
日本ホームスパン
シルク100% 3m  
オーダー標準価格
¥120,750

c0177259_21471842.jpgこちらは、初めてのご来訪の日に私の時間配分が悪くて一時間以上もお待たせして、しかも帰りの新幹線の最終時間ギリギリまで“オーダー作業”に没頭させてしまいました、来月には4度目のご来訪を予定されています40代半ば、東京からお越しのIKさんの作品です。

IKさんは、10年程前に盛岡で勤務されていたそうで、大よその土地勘はあったらしいのですが、今年の初めに盛岡へ来る機会があって、たまたま材木町にあります日本ホームスパン」の盛岡店へ立ち寄った際にいわてのホームスパンの存在を初めて知り、「こんなものが岩手にあったんだ!」と洋服好きのIKさんの魂を揺さぶられたようでした。
そして、東京へ帰ってからネットで“いわてのホームスパン”の情報を探っていたところ
                   出はってきた訳ですよ、私が・・・(劇場笑)


c0177259_21475073.jpgどうやらそれ以来、居ても立っても居られないくらい悶々としていたかは分かりませんが(笑汗)、「もの凄く興味があります」とのことで、3月に“ご予約のメール”を頂いてから4月の初めに東京からお越しくださったのでした。

【IHATOVジャケット】のモデルを試着して頂いて、ホームスパンの反物と生地見本を一通りお見せして、「せっかく来たのだから一着オーダーしたい」ということで・・・(そう!ここから一時間以上お待たせしてしまったのです・・その日は先客に三陸海岸のKFさんがいらっしゃいまして、やはり遠方からのお越しでしたからその日に全てを決めなくてはならず・・IKさんには失礼しましたがIKさんの雰囲気に合わせて近所の珈琲店六分儀でお待ち頂きました)
そして、お選びになった生地はIKさんが最もシックリくる“紺色”で、“ピュアシルク”なんだけど“スラブ糸”を織り込んで粗野感タップリに仕上げた、一見ボリューム感があるんだけど“超軽い”残り最後の“反物”に落ち着きました。


c0177259_21481663.jpg「こんなツィードは見たことがない」と仰って、ご自身が何着かお持ちの「ハリスツィード」とは全く“別物”の感触を味わっていました。

そして、裏地にも拘りました。反物のロット違いで見本の色味よりもちょっと明るくてすみませんでしたが、世にも珍しい今でも“アルパカ”と呼ばれているものにしました。

*(化学繊維の技術がまだ発達していなかった大正から昭和にかけて“アルパカ”の裏地が輸入され、それに対抗するように日本の繊維メーカーもアルパカ原毛から一貫作業で裏地製造に取り組みました。しかし、アルパカ特有のツヤとすべりの良い手触りが出せず、1928年イギリスから原糸の紡出に適した細番手用フライヤー紡績機を購入し、欧米各国より技術を学んで外国製品に引けを取らぬ裏地が「日本毛織」兵庫明石工場で作り出せるようになりました。
その後、経糸がコットンで緯糸がモヘアの紳士服裏地が大好評を博し、アルパカが使われなくても“アルパカ裏地”と呼ばれるようになりました。
清涼感があり、適度な摩擦が上着の重量を分散させ、独特の着用感を味わえます。
現在では生産されていませんので、“付属屋さん”の在庫が無くなりますと・・手に入りません。
因みに、「いわてのホームスパン」との相性は“バツグン”です!群を抜いています)    


c0177259_21484653.jpgこちらの靴は、IKさんご愛用の去年ローマでオーダーされた「Calzature Petrocchi」。
ノルベジェーゼ製法の“ス・ミズーラ”です。
見た目よりも革の馴染みがよくお気に入りの一足になったようですね。色っぺがいいな)
初めていらした日に履いていた靴も気になっていたので、7月にこちらの靴を撮らせて貰った時に訊ねてみたら「TANINO CRISCI」とのこと、どうりで“エレガンテ~エレガンテ”な匂いがプンプンしていましたからねえ。
*(このまま日本での靴の価格高騰が続くと“直買い”は収まるどころか愉しみの一つになる)







                “惚れました!壱型に決めてきました”

c0177259_2151380.jpgIHATOVジャケ
ット


壱型 KENJI Model
 
Sartoria PLUM
仕立て
 

「MKX クラシック」50
シングルブレスト
3釦 
ノッチドラペル
ナチュラル ショルダー
垂れ綿~極薄
胸P~バルカパッチ
腰P~ベローズ
7mm ピックステッチ
袖口本切羽 4釦重ね  
センターベント
  
日本ホームスパン
ウール83%
シルク17% 4m
オーダー標準価格
¥199,500


c0177259_21515098.jpgこちらは、岩手人ながら最近「いわてのホームスパン」に興味をお持ちになり、やはりネットから探りを入れていたところ藤原劇場に出くわしてしまい、夜な夜な食い入るように“オヤブロ”のアーカイブをご覧になりましてすっかり虜になってしまいました50代半ば、三陸は釜石からお越しのMOさんの作品です。

c0177259_21523523.jpgMOさん兎にも角にも【IHATOVジャケット】の全てを網羅していらしたようで、事前に“ご予約のメール”は頂いていましたが、ご来訪するなり「惚れました!デザインは壱型に決めてきました」と、現物のモデルを見ることもなく涙が出るくらい嬉しいお言葉を仰ってくださいました。

c0177259_21533558.jpgそして、生地は自分で選びたいなということで、全体が“ブルーグレイ”な感じにカラフルな“ネップ糸”を織り混ぜた、一見粗野でザックリしているように見えますが、とっても柔らかくて~とっても軽いテーマ通り“ジーンズに合わせる”生地になりました。
(本当なら3月3日にオーダー頂いたので4月~G・Wまでの休日は“ビッグスクーター”に積んであちこち旅をする予定だったのですが・・・。
生地が品切れになっていまして・・新たに織って貰うこと一ヵ月超・・結局仕立て上がりはG・W明け・・・)
なのでMOさ~ん!
この秋は思う存分!
あちこちに連れてってあげてくださ~い!
 
MOさん、あと数年で“定年退職”を迎えるらしいのですが、KENJI Model を見てしまったら、それまで待ってられないし給料を貰えるうちに買っておこうということで、今回決断されたようです。
とにかく、ツーリングでのがお好きなようで、旅先の街とか温泉街での“夜”を愉しむのも格別なようですね。(いい相棒が出来て良かったですね!旅楽笑)

c0177259_21535967.jpgそしてそして、いい相棒【IHATOVジャケット】のこれまた“いい相棒”が出来ましたよ。
「Tricker's」カントリーブーツ!“相棒”をご注文の後「ジーンズに合わせるとして靴は何を・・?」との質問メールを頂きまして、速攻でお答えしました。
「私がイメージしていたのは中津川の畔を散策する『トリッカーズ』の“カントリーブーツ”です」。
一応、お客さんからの情報をもとに岩手で扱っているお店の情報もご提供しました。
そして、“相棒”のお引き取りの日に盛岡の「菅原靴店」さんに立ち寄ってみたら、コイツがショーウィンドウから手を振ってたみたいですね(招笑)。イメージ通り“栗色”のアッパーでしかも岩手には必須の“ダイナイトソール”そして試し履きをしてみたらバッチリグッドのサイズ。(運命笑)
カジュアルシャツをお引き取りにいらした時には、【IHATOVジャケット】&ジーンズ&カントリーブーツの組み合わせにボディバッグを斜め掛けにしたスタイルでご登場しました。
MOさん!次は桃太郎ジーンズでねすかあ~!

c0177259_2154318.jpg“相棒”のインナーに

両方“ユーロスタイル”
左「Honegger」
 「スチュアート」
 「ノーブル」
 スプリットヨーク
  OP +¥525
 オーダー標準価格
 ¥15,750
右 “ダンガリー”
 「ニューイングラ
 ンド」
 「角落ダブル」
 ・ダブルフラップ
  ポケット    
   OP +¥2,100
 ・エポーレット
   OP +¥1,575
 オーダー標準価格
 ¥11,550  





      “ホテル・カリフォルニアを聴きながら” ~サロンの窓から~

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                                See you again


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by itsformen | 2012-09-24 23:00 | いわてのホームスパン | Comments(0)

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