2010年 06月 19日
頑張れ!ニッポンのファクトリー! ~世界を呼び込むモノづくり~ “つわもの”編 その参
ニッポン!チャ!チャ!チャッ!
いや~ 一旦盛り下がった国民の気持ちを 一気に盛り上げてくれました!「岡田ジャパン」!!
やればできるんだよ!“侍ニッポン”!!オランダ戦は本気で金星取りにいけッ!!
ということで、FIFAワールドカップ1次リーグもどんでん返しがあったりしていよいよ佳境に入って
きました。
そこで、服飾屋の目から一言申しますと、選手とスタッフの服装は当然ユニフォームという“スポ
ーツウェア”を着用して戦っていますよね。
ところが、チームの指揮官である監督は“スーツスタイル”です。
それがサッカー界における指揮官の“戦う服”、グローバルスタンダードな“ドレスコード”
(服装規定)なのです。
西洋の国の監督も東洋の国の監督もみんなスーツスタイルで大声を出しながら戦っています。
そんな視点で“監督の観戦”をしてみるのも面白いですね。
(まあ、“マラドーナ”には誰も勝てないと思いますけど。万歳笑)
この話の流れから苦言も一言。
クールビズが始まってからボタンダウン・シャツがよくない意味で異常に氾濫してしまった。
“何時でも何所でも誰とでも”みたいな感じで・・・T・P・O(時・場所・場合)もわきまえずに・・・。
元来、ボタンダウン・シャツは“スポーツウェア”です。
特に、政治家や財界のお偉いさん方で“ドレスコード”が分からない人は着ない方がいい。
ノーネクタイなら問題はないですが、ネクタイを着用しなければならないT・P・OではNGですよ!
世界のトップ企業であるにもかかわらず、あのノンセンスな社長はボタンダウン・シャツを着て
謝罪に臨んでしまった。その結末が、罰金罰金罰金!!!(呆笑)
フツーの人ならば、例えば、結婚式のようなかしこまらなければならないフォーマル色が強い
T・P・OではNGです。(分かって笑)
“地元で出来るのなら地元で作りますよ”

に載った記事がキッカケで、初
めてのご来店でしかも「東和プ
ラム」の仕立てでと、ご指名で
オーダーくださいました、私が
30年前に“ハコスカ”に乗って
いた頃お世話になっていた所の
現在バリバリのトップセールス
盛岡のTSさんの作品をご紹介
します。
【TUWAMONOスーツ】
「Sartoria PLUM」 仕立て
「LBS クラシック」 50L
シングルブレスト 3釦段返り
ノッチドラペル チェンジP スラント
ストレート ショルダー
「RHZP」 2タック トラウザーズ
ウールトロピカル super 120's
オーダー標準価格¥123,900

でしたが、そうゆう雰囲気は感じ
ていました。(猛者笑)
毎年、会社の全国大会があって
それに合わせてスーツを誂えて
いたそうで、今年は6月初め。
最近は、ネットを通じて“沖縄の
テーラー”にオーダーしていたよ
うなんですが、昨年の12月に地
元の岩手日報の記事に「東和
プラム」の土方製造部長が取り
上げられていたのを見て、ネット
で検索してウチの店の存在を知
り、地元でこんな凄そうなスーツ
を仕立てられるのなら今年は it's
for men にしようと思って頂いて
いたようです。(超嬉笑)
TSさん、「Ermenegildo Zegna」
や「dunhill」等のインポート生地
がお好きなようでしたので、敢え
て猛者(つわもの)には“つわも
の”をということで「葛利毛織」の
バンチから選んで頂きました。
そして、お薦めしたデザインパターンは「LBS クラシック」“エレガンスの極み”です。
トラウザーズは、2タックのウォッチポケット付き「RHZP」がご指定でしたので上衣とのバラスも
良く、常に、上質で上品なビジネススタイルを演出することができます。(売上アップ笑)


(後々、奥さんから聞いた話ですが、全国大会というのは表彰式のことで毎年全国トップクラス
の成績を収めているようですね。 どうりで、そんな匂いをプンプン醸し出していました。猛者笑)
“小ぶりな衿のクレリックがいいですね”

リビアンコットン」素材でハッキリ
綺麗な色目のサックスブルー×
ホワイトストライプの生地を用い
て、「ショートワイド」の衿に「ノー
ブル」カフスでドレスシャツもエ
レガントにキメました。
オーダー標準価格¥13,650
(オプション料別)
「RALPH LAUREN」
岩手はファンが多いですねぇ~
TSさんもそのお一人。
OFFスタイルは殆んど“ラルフって”います!ジーンズもウィンドブレーカーもシャツも〇〇も!?
“この記事を見てググッときました”

ルチックな記事ですが、こちらが
「東和プラム」の土方製造部長が
載った記事です。
“スーツ作りの技を継承する”
というテーマで土方さん個人が取
り上げられた記事なのですが、内
容はというと、メンズ雑誌のような
“ウンチクがてんこ盛り”になった
内容で、「岩手日報の記者の人
やるなはん」と思いましたよ!
現在は、土方さんが“技の継承
者たち”の陣頭指揮を執って、
日々日々進化する難題に向かっ
て闘っています。(頑張笑)
因みに、写真手前に見える作業
中の人。(名前忘れてしまった)
“凄腕のプレス職人”です!
他社工場では“ワニの腕立て”な
“純正鎌衿”を作り上げることが
出来ます。
地元の高校を卒業してからこの道一筋、かれこれ20年近く腕を振るっています。
毎日の仕事は地味ですが、本場の「クラシコイタリア」をも唸らせる凄いことをやってるんです!
この人たちは!(自信と誇り笑)
“岡田ジャパン”!!
さあ 奇跡を起こそう!
美味しい酒を飲ませてくれ!
See you again
by itsformen | 2010-06-19 19:57 | オーダースーツ | Comments(0)