2009年 08月 09日
「髪の職人」 ストイックなまでに“頑固一徹”編
今回は、私が床屋の顔そりをあきらめてまで美容院に足しげく通わざるを得なくさせられた(笑)、「髪の職人」こと盛岡のTAさんとその“美容院”をご紹介します。
短髪つっ立てOYAJIからすでに一月半も経ってしまいましたので、今は、前髪だけ突っ立てです(照笑)。
“こだわり続けて30年超”
「オイラは“職人”だから」TAさんのいつもの口ぐせから始まります。
「親父が大工職人だったからオイラも“手に職”を持ちたかった」
すでに中学生の時に「美容師になりたい」と志し、花のお江戸で師匠の下、修業修業の毎日だったと聞いています。
今でこそ男子のほうが多いくらいの美容業界ですが、30数年前ですからねぇ、男の美容師といえばOイソンゲイとかオカマに見られていた時代です。
世間のイメージとは違って師弟関係も厳しく、師匠が白といえば黒であっても白と言わざるを得ない世界で“根性!根性!ド根性!”と学んで来こられたようですね。
で、この人の凄いところは独立してからも30数年間「初心貫徹」
を実行しているところなんです。
(褒過ぎ笑)
“ストイック”
本当にオーバーではなく、ストイックなまでに“頑固一徹”な人です。
お店の名前は「パラドックス」というのですが、意味は“逆説”です。
これには、今の美容業界の増産増産体制で世に美容師を送り出し、安易に金太郎飴式のようなヘアースタイルを作り出している商業主義旺盛な流れに対しての意味合いもあるようですね。
<こんなこと書いて大丈夫かな(汗)でもね、こうゆうところ、私と似てるんです(笑汗)>
「デザイナーとかスタイリストとか『しゃらくせぇ』呼び方して誤魔化しているだけだよ!オイラは“職人”だから」
20年近くお世話になっていますが、この人の髪技は半端じゃないですよ!
短髪にカットしてロン毛になるまで約半年その間手を入れずに放置していても、毎朝ブラッシングしてワックスをちょちょいとつけるだけでオッケー!なのです。
「持ちがイイですよねぇ~!」ここに通う人たちの共通語です。
ましてや女性であればパーマをかける人は多いと思いますが、「こちらに来てから、かけなくてもよくなったわ」というお客さんが何人もいらっしゃるようです。
(本人の談、『売上にはなんねぇけど、そう言われた方が美容師冥利に尽きるってもんだよ』ですって!)
人の頭も十人十色、形も違えば髪の生え方髪の質もバラバラ、だからこそお客さん一人一人の個性を見極め基本に忠実にあたり前にカットすることを心掛けているそうです。
<そういえばTAさん、紙吹雪が舞うような『シュシュシュッ』という派手なパフォーマンスは一切しませんよねぇ(本人苦笑)>
こちらが“弟子”のDくん!
盛岡のレディース男子です(笑)。
アラビアンナイトの衣装のようなものを着ているのかと思いきや、これが噂に聞くレディス男子の「スカート」でした。
「GEKKO」のモノでサイズもバッチリなそうです。(複雑笑)
(思い起こせば、自分たちもオカマファッションとかパンクファッションしてたよなぁ~)
若いと思っていたらDくんももはやアラサーの域に入りそうなお年頃になっていました。
今ではカットも任され、頑固一徹なTAさんの下、「雨にも負けず、風にも負けず、師匠にも負けず」日々頑張っています(笑)。
それにしても、「おしょす~(翻訳:恥かし~)」オレの下半身!(ギョッ)
前に「食材の王国岩手」と紹介しましたが、その中でも世界に通用する一流のモノで「白金豚」プラチナポークがありますが、私のはどうみても三流の白豚・・・とほほ、情けなかっ!(笑えない)
“突っ立てOYAJI”の出来上がり~
「peek-a-boo ピーク・ア・ブー」
「ピーク・ア・ブー」といえば、理美容業界ではピラミッドの頂点に位置し、日本のオピニオンリーダー的な存在の美容室グループと聞いています。
TAさんは、このサロンの代表FK氏をカットの先生として師事し、この3年前まで原宿のサロンへなおも勉強をしに通っていました。
(今は替わってDくんが勉強をしに通っています)
“職人の道具”
そして、TAさんの超ストイックなところは、道具が全て「ピーク・ア・ブー」のオリジナル製品なんです!
ご覧のシザーズ(鋏)もこの倍以上あるらしいのですが混ざりっけ無しの「ピーク・ア・ブー」そして、スタイルBookからブラシもコーム(くし)もクリップまでも「ピーク・ア・ブー」です。
数あるシザーズの中でも今一番のお気に入りは、写真上の「ピーク・ア・ブー」30周年記念モデル。(「マテリ」社とのコラボ製品)
何でも限定30本のうちの1本だとか。
市松模様のバックルと親指のほうの内側にスカルが彫られています。これが限定の証し!
「made in japan」 やはり職人が使う道具もやはり職人が作っているようですね。
このモデルのお値段は20数万円します。(ワァオー!そうゆうもんなんだよねぇ~)
「パラドックス」
相当な顧客さんを持っているようですし、予約もコンスタントに入っているようなので、「宣伝しなくてもいいね」と言ったところ、「Dが一人立ちするまでにまだ足りね」というものですから、宣伝させてください(笑)。
インターネット場に存在していませんので認知させようと思います(笑)。
美容室 「パラドックス」
岩手県盛岡市中央通三丁目
13-18
(ウチの店と毛色の違う同業者
「テーラー・ド・エム」さんの隣り)
TEL&FAX 019-651-0560
ご予約を承ります。 店主 「髪の職人」 阿部 徹
お知らせ it's for men
8月の休業日
12日(水)・13日(木)・14日(金)
18日(火)
25日(火) 宜しくお願いします。
See you again
by itsformen | 2009-08-09 18:46 | 自分スタイル | Comments(2)
こんな、素敵な方から、フッ君のナイスヘアーが生まれてたんですね・・★
今度 行ってみようかしら・・♪
しかし、よっよっ四枚目の写真・・・
・・・フッ君の
太もも・・ あまりのナマ々しさに
一瞬にして、素敵な職人様の姿が
ふっとんでしまいました・・(。。)
この なんとも言えないドキドキ感・・・
四枚目画像 R18指定で お願いしますm(..)m
よっよっ4枚目の写真は、見なかったことにして・・・(恥笑)
Dくんの雰囲気がイイのを選んだらこれが一番イがったのさぁ~
まあ、いつも“イイ男”なんてつまんないでしょ!(笑汗)