2009年 03月 07日
“卒業写真” 17歳の旅立ち編 &OYAJIたちの再会編
今回は、この季節にピッタリな話題をご紹介します。
タイトル通り“卒業写真”なのですが、it's formenでは初めての“高校卒業式”に向けてのスーツ
オーダーでした。
ここ盛岡でも珍しい、服装が自由なハイスクールで、卒業式は“スーツスタイル”が主流のようで
す。
入学、就職向けというのはこの時期になりますとボチボチ入ってきますが、高校の卒業式はホント
初めてです。
しかも、3月生まれなのでまだ17歳!!
初々しいです。
(ウチの長男もあと2年もすればと思うと「あっちゃ~」という感じ!あっという間なんでしょうねぇ)
では、ご紹介します。
昨年からいらして頂いている、盛岡のIさんの息子さんのTくんです。

2月の初めに父親のIさんに連れられて来
ました。
Iさん、「ウチの息子は小柄で細いんだけ
ど肩幅が広いからこちらへ連れてきまし
た」と言っていらっしゃいました。
そうなんです。
Iさん大正解です!
量販店や百貨店のフレッシュマンスーツ
では、タイトフィットなのはいいのですが、
肩幅も狭いのです。
昨春いらした若者は、「肩がキツかったけ
どタイトなのが着たかったので、我慢して
着ていたら具合悪くなって倒れてしまい
ました」
と言ってオーダーされていきました。
今の10代、20代の若者に多い特徴だと
思いますが、軸が細いわりに肩幅が広い
体型が増えているような気がします。

父親のIさんは、「普通でいいんじゃないの?」と言っ
ていましたが、Tくんの顔色を覗うと、私が18才の
頃と同じ表情をしていましたので(笑)、“モード”な
スタイルを提案してみました。
そして選ばれたのが、【Super Standard】のハッ
キリとした織柄ストライプの“ブラックスーツ”
卒業式、入学式、遊び、とこれからの用途を考えて
もビジネスライクな必要性はなかったので、Iさんも
「遊んでもいっかぁ」ということで、釦と裏地を“濃い
ピンク”に、袖釦を「グッチ」ばりの5個重ねにしてみ
ました。
ジャケットデザインは、ナローカラーに短かめの着
丈と袖丈はご希望に近い感じに、パンツのシルエッ
トは、股上浅く全体にタイトながら裾幅はあまり細く
せずキレイなラインのストレートに仕上げています。

ドレスシャツは、スタンダードなオックスフ
ォード地を用いて「ショートBDカラー」に
ダーツ入りのタイトフィットなボディスタイ
ル。
釦を“ピンク”にしてパープルの色糸を
使い、左袖のカフスには大胆に自分の
名前を刺しゅうしてみました。
上衣の内側には“漢字のフルネーム”で
縦書きに入っています。
やはり“和”の感性なんでしょうかね。

こちらは、スーツを引き取りに来たときの
Tくんの普段着です。
17才にしてはなかなかの“つわもの”
ですよ!
初めてフィッティングにいらしたときも
オシャレな子だなと思っていましたが
この日のスタイルはちょっと“釘付け”
になりました。
このアシンメトリーなデザインのジャケッ
トからジーンズ~ブーツにかけての絶妙
なバランス感覚、さり気なく掛けているよ
うに見えるショルダーバッグのコーディネ
ートも抜群ですね!
そして、顔出しNGでしたので写っていま
せんが“キャスケット”タイプの帽子を上手
く合わせてトータルで“絵”になっていま
す。
思わず、「原宿界隈を歩けば必ず『ストス
ナ』されるよ!」と言ってしまいました。
Tくんもファッション誌と“にらめっこ”の毎日で“洋服命”らしく「ちょー行きてー!」と切実に叫んで
いました(笑)。
Iお父さん、入学前に行かせてあげてもいいんじゃないですか?!
もしかしたら、もしかしたらがあるかもしれませんよ!?
(私がこんなこと言っていいんでしょうか?笑汗)
初々しくてオシャレなTくんの後に申し訳ないんですけど、“OYAJIたちの再会編”を
ぺっこばり(翻訳:ほんの少し)

いや~なんと、31年ぶりの再会ですよ!!
高校を卒業して以来会っていませんでしたから。
盛岡のI高という男子校の新30回生です。
先月の末に急な話だったので4人しか集まりませ
んでしたが、「すんげ、おもしぇがった(翻訳:最高
に楽しかった)」
今回31年ぶりに会ったのは、左端の“女の子”み
たいなヘアースタイル(*高校の頃と変わってい
ない)の“男子”Kちゃんです。
風の便りでは、“舞台照明”の世界でメジャーになっているらしい、というのは何となく聞こえてき
てはいましたが、実際に会ってみたところ、ホントに“メジャー”になっていました。
専門学校を卒業して、一期生として入社した現在の会社と共に30年間「ライティングデザイナー」
として頑張ってきたようです。(*現在は取締役のデザイナーです)
長い下積みも経験してきての“メジャー”ですから相当な苦労もあったことでしょう。
30年間徹することが出来ているというのは、こ奴はホンマもんの“つわもの”だなと思いました。
ロック、Jポップ系のコンサートやモーターショー、ファッションショーのライティングに特化している
会社で、Kちゃんの今の担当は、「TUBE」「TRICERATOPS」のようです。
以前は「サザンオールスターズ」「福山雅治」なども手掛けています。
そして、「TUBE]のコンサートが6月21日(日)盛岡市民文化ホール(マリオス)にて16時30分
開演であります。
その日も盛岡出身のKちゃんが「TUBE]のコンサートを“彩る”ようです。
興味ある方、是非行ってみてください。
(ホントは内緒かもしれないんですが、一般発売前ならそれなりの“席”を確保できると言っていま
した。但し、完全買取で。欲しい方は私の方までご連絡ください)

とりあえず、他のOYAJIたちも紹介しておきます。
Kちゃんの隣の赤い奴がMくんです。
進路は、憧れの“極道”だったのですが、先方から
「お前は手がつけられないから来なくていい」
と言われ泣く泣く断念!
それが転機、なぜか大学へ進学して今では立派
な「オペレーター」になっています。
(*何のオペレーターかはご想像にお任せします)
この写真を見ても今は、他人に迷惑をかけない
程度の酔っ払い方になっていますね(笑)。
私の隣のデカくて手の長い奴はHちゃんです。
3年生の後期、私は就職先が内定していたのでHちゃんの家に毎日のように遊びに行っていまし
た。(*ドラエモンのポケットのように何でも揃っていて、とっても居心地がいいんです)
でも、迷惑だったでしょうねぇ。彼は受験勉強がありましたから・・・。
そのころの話になると、「オメのおがげでランク落どしたじゃ」とよく言われます(笑)。
まあ、それでも今では、何かすると「OOのくせに」と世間からは厳しい目で見られる仕事(笑)を
全うしていますから。それに、社会貢献にも目覚めたようで頑張っているようです。
で、酔っぱらいの隣にいるのがお店の人ですが、何をやっているのか分からない“単身赴任”を
していて、この日は来られなかったJくんの息子の「ダイスケ」です。このお店の料理長です。
当り前の話ですが、Jくんと奥さんを足して二で割ったような顔をしています(笑)。
因みにこちらのお店は、盛岡の大通りの裏通りにある「ごち」という若者に人気の居酒屋です。
前 後


「TUBE」のライティングデザインをやっているということで、思い出して引っ張り出してきました。
このド派手な“アロハシャツ”は’94年頃の「ケンゾーオム」のもので、「TUBE」も全盛期の頃だ
ったような気がしますが、ある歌番組でメンバー全員が色違いでこの“アロハシャツ”を着て演奏
していました。
あまりの“カッコよさ”とウチの店の取り扱い商品がリアルタイムで出ていたので鮮明に覚えてい
ます。(思わずアップしたくなりました)
OYAJIたちの話が長くなってしまいましたが、卒業、入学、就職、とくると「あの頃にもどれたら」
とつい思ってしまいますね。
何はともあれ、Tくんはじめ前途ある若者たちが活躍できるように応援したいですね。
See you again
by itsformen | 2009-03-07 03:01 | 自分スタイル | Comments(0)