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ウェディングも“自分スタイル” スーツ&ドレス(トワル)&ディレクターズスーツ 編

 
 今回は、今月末の大安日に結婚式を挙げられます、盛岡のTご夫妻の「ウェディングスーツ」と
 「ウェディングドレス」(トワル)、it's formen のハウスモデル「ディレクターズスーツ」をご紹介し
 ます。

 そもそもTご夫妻は、工房「蟻」の西條美子さんからの紹介でいらっしゃいました。
 オリジナルのウェディングを希望されていたTご夫妻は、「ウェディングドレス」の制作を西條さんに
 依頼されていまして、新郎の「ウェディングスーツ」もオーダーで誂えられる店があるということを
 そこで聞いて、下見を兼ねてご来店頂きました。


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 ご来店頂いてまず、見本となる写真
 を見て貰い“ロングジャケット”のイメ
 ージをつかみながらどのようなスタイ
 ルにしていくか、そして“最大のメリッ
 ト”であります、披露宴が終わった後
 に着丈を加工して普段のビジネスス
 ーツとして着られるように、生地や釦
 ディテール等を選択する流れの説明
 をさせて頂きました。

 今回、新婦のドレスの素材を「いわて
 のホームスパン」を用いて誂える、
 というのがテーマにあり、しかも色は
 「ホワイト」でしたので新婦のドレスを
 最大限に引き立たせるために(*男
 は脇役に徹する)そして、ドレスと同
 じ生地で誂える“コサージュ”を着け
 ることも考慮して、濃紺に綺麗な白
 のストライプが入った生地をお薦め
 してみました。



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 まずは下見ということでいらしたので
 すが、ヒョイヒョイヒョイと話が進んで
 「このスタイルでお願いしま~す!」
 ということで新郎の「ウェディングスー
 ツ」が先に出来上がりました。

 ベストも揃いのスリーピースを選んだ
 Tさんは、20代とまだお若く、自分の
 結婚式が終わってからも友人の結婚
 式が目白押しのようで“その時”に着
 られることを考えても「スリーピース」
 の選択は大正解と思います。

 Tさんも若者特有のスリムな体型で
 ありますので、ロングジャケットは
 ホントに“カッコよく”着こなせます。

 この辺りがオーダーメイドならではの
 成しえる“技”でしょうね。




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 【Super Standard】 仕立て BB
 ウェディング専用フロントカット仕様
 オーダー参考標準価格 
 *スーツ      ¥60,900 ~
 *スリーピース  ¥71,400 ~
  (オプション料含まず)
 ロング着丈~標準着丈加工料
             ¥5,250

 *ネクタイとポケットチーフは
  イメージです。
  本番は、「いわてのホームスパン」
                                      の生地で誂えたタイを着用します。



  
                                        「トワル」未完

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 こちらは西條さんのアトリエで、ドレスの完成
 のためには重要な「トワルチェック」(別布での
 仮縫い)を終えたばかりの状態です。

 今回このドレスを制作することになった経緯に
 は、ある“一枚のポスター”が“見えない糸”で
 みんなを繋いでくれたようです。
 
 Tご夫妻が安比高原スキー場(*スキー王
 国岩手を代表する国際的なリゾート)を訪れた
 時のこと、高原のなかに佇む純白の「ウェディ
 ングドレス」を着た広告のポスターを見たときに
 「ビビッ」と感じたようなのです。
 「こんな素敵なドレスを着てみたい」と。
 
 結婚式は“オリジナル・ウェディング”でと決め
 ていたTご夫妻は、以前、マ・シェリ(*盛岡
 近郊に配布される情報誌で99%の女性が目
 を通している)にオリジナルの「ウェディングドレ
 ス」を制作すると掲載されていて、ずっと気に
 なっていた工房「蟻」を訪ねて行きました。
 (突然にアポなしで飛び込みで行ったようです)
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 そして、アトリエに入って目に飛び込んできた
 のが、あの“一枚のポスター”だったのです。
 「えっ!もしかしてこの人が作ったのかしら?」 
 胸をときめかせて聞いてみたところ、
 「んだよ、アダシの作品だよ」
 とアッサリとした答え、
 「もう、この人に全てをお任せしよう」
 これがTご夫妻と西條さんの“ドラマティックで
 運命的”な出会いでした。

 私が西條さんとコラボレート出来ているのは、
 「エコリメイク」が初仕事ですが、実際は「ウェ
 ディング」が縁で知り合いました。
 スタイリストの吉田淳子さんとは20年来のお
 付き合いで、たまに情報交換はしていました。
 昨年から提携工場が「ウェディングスーツ」を
 仕立てられるようになりまして、「ウェディング
 ドレス」を誂える人とタイアップしたいなと思っ
 ていたところに、
 「今日、ウェディングドレスを制作している面白
 い人と合ってきやんした」                     「ディレクターズスーツ」
 と、淳子さんからメールが届いたのです。
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 それこそ「ビビッ」ときた私は、
 「紹介して、紹介して」と紹介して貰うことに
 なりました。
 今までの作品資料を見せて貰い、
 「これはコラボでやったら面白いことができる
 ぞ!」と思い、三人でチームを組んでやって
 みることになったのです。

 そして、今回のTご夫妻の、
 「地元の伝統的に伝えられている『いわての
 ホームスパン』の生地で誂えた『ウェディング
 ドレス』を着てみたい」
 との“夢”を実現させるべく“イーハトーヴの旅”
 に出ることになりました。
  
 「いわてのホームスパン」を代表する日本ホ
 ームスパン
ならば“パリコレ”のブランド達
 に生地を提供している感性があるので、必ず
 見つかるはずとの思いで向いました。
                                         「略礼装」

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 途中、一度訪れたいと思っていた花巻の郊外
 にあるカフェレストランB&B無ら里(*松林
 に囲まれた中庭とテラスのある西欧風で宿泊
 もできるレストラン)にてシンプルなランチと
 ポールさんの“みそケーキ”を賞味しながら、
 「ここでハウスウェディングをやったら最高だろ
 うね」
 とイメージを膨らませて“妄想”していました。
                   
 いよいよ日本ホームスパンの東和本店を
 訪れまして、出迎えてくれたのは、糸を紡い
 でこの道35年の“マスコットガール”(お名前
 を忘れてしまった)とお馴染みの吉川専務。
 早速、生地をあれこれ見させて貰い西條さん
 の琴線に触れたものが、
 「これっ!これを6m確保できますか!!」
 (ホームスパンの生地でホワイトの色はそれほ
 ど多くありません)
 西條さんのイメージも膨らんできました。
 これで“安比高原”の「ウェディングドレス」を             “カッコよく”
 ホームスパンの生地で誂えることができます。  
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 このあと、本社工場を見学させて貰い、菊池
 社長の熱い“ホームスパン談義”を聞かせて
 貰いながら“パリコレ”ブランド達のサンプリン
 グを拝見して、意気揚々と帰って来たのであり
 ました。
 (*実は私、年明け早々“大チョンボ” をやら
 かしてしまい、デジカメSDカードのデータを
 全部消してしまったのです。
 今回の“イーハトーヴの旅”も写真満載で
 お送りする予定でした。
 ホントに「おもさげながんす」スミマセン)
 
 そんなわけで“一枚のポスター”から始まった
 この“ものがたり”、本番までにまだまだ新た
 なストーリーが生まれてくるのではないかと
 思っています。
 
 完結編は今月末の大安日。 



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 「ディレクターズスーツ」

 30代後半からのOYAJI世代には“必需品”
 モーニングスーツに次ぐ「略礼装」ですので、
 勿論、自分の結婚式にも相応しいですし、
 仲人、新郎新婦の父親の立場では重宝する
 アイテムです。
 (*もう、貸衣装で七五三するのは止めにし
 ましょうね!いい大人なんですから。
 ズボンがパジャマになっていませんか?!)

 オーダー参考 【Super Standard】 仕立て
 ブラックスーツ(JK&パンツ)  ¥65,100
 コールトラウザーズ(縞柄パンツ)¥39,900
 オッドベスト(シルバーグレイ)  ¥39,900 
 「ディレクターズスーツ」  合計¥144,900

 *黒の上下で揃いますので“冠婚葬祭”や 
                                 各種セレモニー全般にお役に立ちます。


 ということで、超ロング短編小説は如何でしたでしょうか!?(笑)
 ウェディングの話しをすると尽きませんね!
 何はともあれ、Tご夫妻にはお幸せになって頂きたいと思います。
 応援しましょう!!

 
 次回は、“マスタードを効かせる”です。
                                               See you again


  

by itsformen | 2009-02-07 23:59 | ウェディング&フォーマル | Comments(0)

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