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オーダーメイドメニュー【スーツ&ジャケット】 その参 Sartoria お客さん新作編


 今回は、【TUWAMONOスーツ】お客さん新作編です。
 
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 今回ご紹介するのは、オーダー
 する度に「つわものスーツ」の深み
 に“ハマって”いる盛岡のKKさんの
 作品です。

 デザインの基本パターンは「MKJ
 クラシック」48サイズです。
 生地はSuper 90’s の打ち込み
 のしっかりしたややザックリ感のあ
 るヘリンボーン織柄です。

 旬の“英国調”がいい感じですね。

 KKさんは、4年程前に東京勤務か
 ら戻られて、長身でやや細身の体
 型なので“既製品が合わない”から
 オーダーしてみたいということで
 シャツからスタートして頂きました。
 私も常に勉強させてもらっている
 男の「スーツスタイル」を愛する
 顧客さんの一人です。


 ほんとに“完成度が高い”です

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 KKさんには、東京時代の数々の
 “戦利品”を拝ませてもらいました。
 
 ほとんどイタリアのブランドのもの
 で、皆さんご存じのエルメネジル
 ド・ゼニア
ベルベストといった
 ものから中々お目に掛かれない
 シロモノまで見せて頂きました。
 中でもアントニオ・パニコは逸品
 でした。
 デザインも然ることながら、昔の
 英国紳士が着ていたようなビンテ
 ージかもしれないホップサックの
 分厚くてザックリとして、こげ茶と
 カーキ色がミックスした何とも
 いえない絶妙な色合いの生地の
 素晴らしさに感動しました。
  (あ~長かった。笑)
 で、なんとッ!!
 昨年、それに近い風合いの生地を
 入手しました。「葛利毛織」でした。
 

 同業者も唸る“純正鎌衿”の美しい後姿 

オーダーメイドメニュー【スーツ&ジャケット】 その参   Sartoria お客さん新作編_c0177259_2359050.jpg
 早速、KKさんに連絡をしたところ
 案の定、少年のように眼を輝かせ
 「こいづでつぐってけで(翻訳:この
 生地で作ってくださいな)」と。
 この時から、何かに取りつかれた
 かのように病みつきになってしまい
 ました(笑)。
 こうして、欧州の贅を尽くした“つわ
 もの”をも唸らせる【TUWAMONO
 スーツ】が誕生したのでした。

 そして、“イタリアのつわものども”を
 検証させて頂いて確信したのが
 “世界で戦える”と感じたことです。

 「葛利毛織」には、これからも伝統
 的な技法と新しい感性を融合させ
 て、常に私たちを魅了させてくれる
 “モノ作り”を期待したいですね。

 “日本の匠”として




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 KKさんの先月の「オプションフェア」
 での作品です。
 白のオックスを「ロイヤルカリビアン」 
 ブルーのオックスを140双のテロ
 テロに柔らかい生地で、新しい襟型
 「ニューイングランド」で作りました。

 KKさんは、“記号としてのブランド”
 には興味のない“ブランド派”です。
 シャツにもスーツにもブランドネーム
 は絶対に付けません。



 今回は、盛岡の吉田栄作(すんげヨイショ!笑)ことKKさんの作品をご紹介しました。

 次回は、だれだべね?
                                               See you again


 

by itsformen | 2008-11-15 02:29 | オーダースーツ | Comments(0)

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